2019年9月20日金曜日

ZOZOと前澤社長、すでに限界だった…ヤフーによる買収は孫正義氏の英断(1)

ヤフー、ZOZOを買収へ 前澤社長は退任(写真:日刊現代/アフロ)
ヤフーがZOZOを電撃的に傘下に収めることになり、4000億円ともいわれる巨額な投資額と相俟って大きな話題となっている。9月15日付日本経済新聞記事『ZOZO、薄らぐ革新性』は、次のように分析している。

「創業から約20年たち薄らいできた革新性を、前沢氏が去った後も維持できるかが課題となる」

 しかし、私の見解では、ZOZO単体としてのダイナミックな革新性の復活、継続は難しい。今回の提携でより重要なことは、ヤフーとZOZOがアライアンスによってお互いの事業を補完し合い、新ビジネスモデルを創出することである。そこに革新性のタネがある。ヤフーの親会社、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義氏は、例によって直観的にその戦略的可能性を見抜き、ZOZO創業者で前社長の前澤友作氏からの相談に身を乗り出したのだろう。

限界を見せていた前澤革新経営


(この項 続く)

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