2013年2月28日木曜日

『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』 表紙写真 カバー・コピー(2)

4月13日発売予定。

(株)エニグモ 須田将啓CEO 経営者ブートキャンプに登壇(4)

須田さんの話の最後の部分は、「これからの10年」について。
「最後はカルチャーかな」
という認識が新鮮だった。社員を採用するときの基準の1つにしているという。
「採用面接でも最後は私服で来て貰う」
と。

共同創業者で共同CEOだった田中氏が今回退任されたという。大躍進中のエニグモ社をこれから一人で背負っていく。若さ、体力、責任感。これから大成長、大発展の経営者が私たちのクラスから羽ばたいている。

(この項 終わり)

2013年2月26日火曜日

(株)エニグモ 須田将啓CEO 経営者ブートキャンプに登壇(3)

バイマを運営し初めて、不調に陥った時期があり、70名の社員を40名に減らした時があった。この後、経営者ブートキャンプ第1期に参加して経営戦略を作ってみた。

第1期で発表したスライド(優秀発表賞を受けた)の1部を映してくれて
「その後、基本的にこの通りに展開してきて今日に至っている」
と説明してくれた時はとても嬉しかった。

(この項 続く)

2013年2月25日月曜日

(株)エニグモ 須田将啓CEO 経営者ブートキャンプに登壇(2)

須田さんの講義は三部構成。
初めは(株)エニグモが運営しているソーシャル国際通販サイト「バイマ」のビジネスモデルと現状。
それがとてもユニークなものであり、これから異言語サイトに乗り出すと無限のような可能性があることが知れた。

二つ目は、創業から現在までの発展譚。サイトの開発を依頼していたところが「出来ない」と言って、サイト発足数日前にそこの社長が夜逃げしてしまった話しとか、創業に当たって、友人知人から資金資本を拠出して貰って大変有り難かったが、現在にいたり資本政策に問題が出て来た話など、、、

(この項 続く)

2013年2月24日日曜日

(株)エニグモ 須田将啓CEO 経営者ブートキャンプに登壇(1)

(株)エニグモはソーシャル国際通販サイト「バイマ」を運営している。須田さんがCo-CEOとして創業し、昨年上場を果たした。須田さんは、経営者ブートキャンプ第1期生。昨年冬には、日本の経営者を代表してあのダボス会議にも出席している。また何とサハラ砂漠250Kmを無事完走した。

その須田さんが2月23日(土)のクラスに特別講師として凱旋講義をしてくれた。当日はOBにも声を掛け、クラスも懇親会もとても盛り上がった。

(この項 続く)

2013年2月20日水曜日

『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』 カバー・コピー(1)

■オビ表1

どこへ消えたか、あの『エクセレント・カンパニー』

ポーターから楠木建まで、著名戦略セオリーの有効性と限界を読み解く!

◎外資4社、日本企業2社で社長を歴任し、「企業再生経営者」と評された著者が、
これからの10年、実践で使える経営戦略立案の具体的な方法を示す。



(この項 続く)

『決めるマネジメント』リクルート HCソリューションユニット 書評164(4)

本書の白眉は第4章で詳述している「方針」についてだろう。

方針を立てる際に「質」と「量」を交互に考える、などはヒントになる。前者を「定性目標」、後者を「定量目標」と読み替えて、その次のステップ「衆知を集める」は私が言っている「キャッチボールで膨らませろ」と共通する。

方針の立て方、実践の仕方、マネジャー自らの心構えや意思決定のヒントなど、中間管理職がとまどっていること、不得手な戦略分野のことを分かりやすい言葉でうまく説明している。

お薦めの一冊。(この項 終わり)

『決めるマネジメント』リクルート HCソリューションユニット 書評164(3)

「やってみなはれ」について著者は、
「はっきりした方針やフェアウエイが必要なのだ」
と、指摘している。そのとおりだ。

「どうやって戦略や方針を示せばよいのか学んだこともなく、そのことが自分の役割であると伝えられたこともない」
まあ、後半はそう期待、指示されている管理職は多いと思うが、問題は前半の通り、そのやり方を学んだこともない、ということだろう。

これは実際には「戦略の立て方を教えたことがある経営者などいなかった」と読み替えるべきである。まさにそれだからこそ私は「戦略力の養成」と「戦略カードとシナリオ・ライティング技法」を啓蒙しているのだ

(この項 続く)

2013年2月19日火曜日

『決めるマネジメント』リクルート HCソリューションユニット 書評164(2)

太田芳徳氏
太田氏は例えば第2章で
「自分で考えることが必要になっている」
とし、
「業務経験は豊富だが、どうやって戦略や方針を示せばよいのか学んだこともなく」
というマネジャーが多くの企業に存在する、としている。

これは全くその通りで、私に言わせれば、そんなことを教えて貰ったマネジャーなどいないわけだ。私が「戦略力」の必要性を指摘しているのと整合している。こんな状態では
「『やってみなはれ』という言葉を借りた、無責任な丸投げをしてしまう」
という、太田氏の指摘は大いに正しい。

(この項 続く)

2013年2月18日月曜日

『決めるマネジメント』リクルート HCソリューションユニット 書評164(1)

英治出版、2009年刊。著者を社名としているが、実質的に同社ゼネラル・マネジャー太田芳徳氏の著。

タイトルで「マネジメント」としているけれども、内容はリーダーシップ論である。クライアント企業で多数のマネジャー達と接してきた著者が、チームを変える、あるいは率いていくためにどのようなことに力点を置けばよいかを整理して説いている。

私の経営実感と整合性のある主張で、納得感のあるセオリー立てだ。

(この項 続く)

2013年2月13日水曜日

「必ず実現する経営戦略は、こう立てろ!」特別セミナー 3月6日

経営者力を身に付けたい、磨きたい、そんな経営者・幹部の皆様に、経営者JPが創業時から満を持して提供させていただいている経営者講座が
経営者のための「実践・経営者ブートキャンプ」6ヵ月講座」。

3年目に入り現在6期コースが進行中。
受講生OBの皆様からは、経営改革に成功された方、
IPO(株式公開)を果たした方、自社を次の成長ステージに
ギアチェンジされた方等が続々と輩出されています。

その主任講師・山田修先生に、
今年も経営戦略の構築メソッドを短期間で集中レクチャーいた
だけるセミナーを、1日限定で開催します!

2013年3月6日(水)((1)16:00~(2)19:00~)
『6社を再生させたプロ経営者が教える〈超実践的〉経営戦略メソッド』
著者・山田修氏特別講義

経営者・経営幹部のための
必ず実現する経営戦略は、こう立てろ!
講師:山田修氏(MBA経営 代表取締役)

申込・詳細はこちらから↓
http://www.keieisha.jp/seminar130306.html

(経営者JPのメルマガより転載)

街角景気 立ち上がる スキー場は長蛇の列 (続き2)

 マネジャーに「スキー場のレストランが一杯で移動してきた、この後もう一滑りして温泉に入りたい」
と、話したら
「本当は駄目ですが、特別ですよ」
となった。私たち3人揃って温泉施設の入り口まで行って顔を見せて当該の利用券を買ってくれ、との指示。

そうしたのだが、この対応はサービス業にある管理職とは思えないものだ。
1.客が金を使いたいと行っているのに、それを拒絶するルールに合理性が無い。
2.ウェイトレスおよびマネジャーに接客側の態度がない。お役所ですね、これは。
3.休日のスキー場レストランでの大混雑が発生するなら、スキー場側で隣接するこの温泉レストランの告知、誘導を積極的にすべき。
4.加えて、温泉にも入っていってもらえるよう、この「特別券」の存在と販売をスキー客に販促する。利便性を高めるために、ランチ利用と温泉利用は時間が分かれても構わない、とする。

この会社(スキー場も温泉も同じ会社)はビジネス機会を逃しているし、従業員教育に改善の余地がある。

(この項 終わり)


街角景気 立ち上がる スキー場は長蛇の列 (続き1)

 2月10日、3連休の中日に日帰りでスキーに出かけた。「10年ぶりの大繁盛」ということで、場内のレストランはテーブル待ちの大行列。望みがないので、車を動かし、隣接同系列の日帰り温泉に移動。

別世界のような空き具合と豪華施設。「帰りにまたよって温泉に入っていこう」と衆議一決。「入浴券付き特別メニュー」をオーダー。
ところが、
「すぐに温泉に入ってくれないとお受けできない」と、ウェイトレスが。
「マネジャー呼んでもらえますか」
と、私たち、、、
(この項 続く)

2013年2月12日火曜日

次世代経営幹部研修 佳境に(3)

長野県のとある製造業メーカーで、昨年末から「次世代幹部養成研修」を行っている。

どこの会社に行っても、特にそこが製造業だと感じるのが、マーケティングについての基本的な知識や認識の欠落だ。とくに技術畑の管理職の方には、用語からして初遭遇のものが圧倒的だ。

ということで、第1講での午後の座学では「マーケティングの基本」をしっかりと教えた。


(この項 続く)





2013年2月11日月曜日

次世代経営幹部研修 佳境に(2)

長野県のとある製造業メーカーで、昨年末から「次世代幹部養成研修」を行っている。

第1講目では、経営者としての心構えから入った。会社を部門を預かることの責任、そして何より覚悟を決めろ、ということだ。その自覚が涵養されなければ、2講目以降、どんな知識をインプットしても不毛なものとなってしまう。

 
(この項 続く)


 

2013年2月10日日曜日

街角景気 立ち上がる スキー場は長蛇の列

 2月10日、3連休の中日に日帰りでスキーに出かけた。

毎年行っている中央高速富士見ICからの富士見パノラマスキー場に11時頃着いたら、駐車場が満車で国道から3キロ近く車待ち(後で聞いたら、午後2時くらいまで入れなかったとのこと)。

急遽近場の別のスキー場に向かったら、ここも芋を洗うような混雑。リフトで乗り合わせた地元のスキー・スクールの先生が「十年来無かった混雑」とのこと。慶賀の至りだ。

2013年2月9日土曜日

次世代経営幹部研修 佳境に(1)

長野県のとある製造業メーカーで、昨年末から「次世代幹部養成研修」を行っている。
アラフォー当たりの課長級が6名選抜された。一人は、オーナー会長のご子息部長。
私としては、「若殿とそれを支える5人の旗本連」として結束を強めて欲しい」
と、呼びかけている。

(この項 続く)

2013年2月8日金曜日

JALのV字回復、社員はどう関わったか(3)

稲盛和夫会長が乗り込んできて、「部門別採算制度」と「JALフィロソフィ」を改革の両輪とした。そして、残った社員を元気にするための取り組みとして、
― 社内コミュニケーション
― 情報を発信・共有する
の2点が掲げられた。

これらの実施のツールとして社内新イントラ、新ポータルの設計が企まれたという。フォーラムの後半では、新ポータルの各部門別での情報コラム設定などに参画した現場社員も登場して、その経緯を話してくれた。中々興味深いセミナーだった。

(この項 終わり)

2013年2月7日木曜日

JALのV字回復、社員はどう関わったか(2)

発表者はIT企画部部長佐藤圭一郎氏。具体的には、新社発足を機に社内イントラを刷新し、新しいポータル(社内イントラの目次ページ)を立ち上げた話し。

JALグループは更正の過程で社員が4.5万人から3万人に減員された。残された社員達の不安(会社の将来と自分の将来)、自分たちはどうすればいいのかなどが語られて興味深かった。

私の場合、いつも経営者側だったので、社員側の本音を聞けなかったのだが、ほぼ推定していたとおりのことが起こっていたということが分かった。

(この項 続く)

2013年2月6日水曜日

JALのV字回復、社員はどう関わったか(1)

 


『JALの劇的V字回復を支えた社員の意識改革~』というタイトルの「経営改革フォーラム」(2/5火)に出席した。興味を持ったのは、このようなセミナーは通常「経営者目線」での発表が多いのだが、これは「社員側からの目線」、中間管理職と一般職からの発表だったということ。私と同じ興味を持ったのか、当初200名募集されたこのセミナーは700名で募集を急遽打ち切ったそうな。
(この項 続く)


2013年2月5日火曜日

船井電、フィリップスのAV機器事業など取得

船井電機がフィリップスから家庭向けオーディオ・ビジュアル機器事業を取得する。船井電機は、5年前に北米市場(米国、カナダ)におけるフィリップス製テレビのブランドライセンス契約を締結、昨年7月にはフィリップスが設計および開発した製品を北米やメキシコで販売する契約を交わした。船井電機では、今回の合意により、「グループの取扱製品群の拡充に加え、欧州、アジア、南米などへの販売地域拡大が可能になる」としている。http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1301/29/news150.html

船井は世界で知名度の高いフィリップスのブランドを使って家庭用電気製品の拡販を図る。一方事業の売却を続けてきたフィリップスに残るのは、医療用機器、照明機器、ヘルスケアの三部門だけとなる。
戦後のエレクトロニクス産業で最大最強と思われていたヨーロッパの雄が縮小に縮小を重ねて生き残りを図っている。

フィリップスライティング・ジャパンの社長を務めていた私には感慨深い報道だった。

ソフトバンク 青野史寛社長室長 経営者ブートキャンプに登壇!(4)

3社で一番になった!
会社に関するハードファクトとして、「電波接続率は一位になった」とか、「白戸家CFは驚異的な一位継続となっている」などもあったが、孫さんについての話しが何しろ興味深かった。

「言い訳はしない、約束したことは実行してしまう」
「No.1へのこだわり」
「M&AしたところはV字回復」
「部長の退職率は1/3・年!」

ビジネスモデルを変革し続けることにより、「世界の人々から最も必要とされる企業になりたい」というビジョンに向かってばく進、猛進している孫さんと同社。それを支える青野さんのようなテクノクラート・エグゼクティブ、、。全く興味が尽きない企業である。見つめ続けようではないか。

(この項 終わり)

2013年2月4日月曜日

ソフトバンク 青野史寛社長室長 経営者ブートキャンプに登壇!(3)

ソフトバンクの人事部長というのは、青野さんの前は1年と持たなかったそうだ(青野さん自身は着任8年目)。

青野さんが前職であるリクルート・グループで孫さんの求人を手伝った。それが凄い話しで、まだ1,700名規模だった時に、「1年で3,000人採用しろ」という要請があり、それをやり遂げたのが契機だったとか。

「三回目に会ったとき、初めて名前を名乗らせて貰った」
そうで、名刺の交換は遂に無かったそうだ。孫さんはそもそも青野さんのことを自社の社員だと思っていたそうな。

「とにかくいきなり本題を、本題だけを話す人なんだ」
とも。  (この項 続く)

ソフトバンク 青野史寛社長室長 経営者ブートキャンプに登壇!(2)

競合側の女性と歓談する青野氏
青野史寛氏はソフトバンク・グループで社長室長他の要職を務め、孫社長にもっとも近いエクゼクティブである。

孫さんがツイッターでよく「おーい、青野」とよびかけるので、その呼びかけ方ごと知られてしまってもいる。孫さんの懐刀、売上げ数兆円を誇るソフトバンクのNo.2が私たちの教室に現れてくれた!

(この項 続く)

2013年2月3日日曜日

ソフトバンク 青野史寛社長室長 経営者ブートキャンプに登壇!(1)


2013年2月2日(土)第6期も第5講。午後の「課題図書購読」では、『志高く孫正義正伝』(井上篤夫、実業之日本社)を討議した。 ブートキャンプでは、旬の経営者を各期のテーマ経営者として学習してきた。今までは、星野リゾート星野佳路(よしはる)社長、柳井正ユニクロ社長を取り上げてきた。今回は孫さんというわけだ。同書の前半と後半をそれぞれ1名が報告。続いて討議という形で、90分集中した。10分休憩して、特別講義として今期のシークレット講師経営者に登場して貰った、、
 
(この項 続く)

2013年2月1日金曜日

『本当に使える・使えない経営戦略』 新著 4月13日発売決定!


『コダックは滅び、ユニクロは栄えた これで語れる・立てられる、
本当に使える・使えない経営戦略   
(仮タイトル)
 
    対象: 経営者、幹部、管理職、経営セオリーなどに興味がある若手ビジネスパーソン、経営学部学生
 
  ユニクロ、星野リゾート、コダック(倒産)、GE、ヤマダ電気など、近年話題の企業事例を経営戦略セオリーの観点から解説する。
  マイケル・ポーター以来、世に溢れてきた経営セオリーで主要なモノを取り上げ、概観・整理する。
  経営者の視点から、それぞれの限界や実経営にそぐわない点を挙げ、理由を述べる。
  実経営に貢献できる経営セオリーを指摘し、その活用法を示す。
  実際に経営戦略を立てられる、山田式「課題解決型の戦略立案法」を紹介。
  結果、全体として読者が主要経営セオリーに対しての理解を深め、実際に自分で経営戦略(部門戦略も含む)を立案できる道筋を与える。
 
4月 発売決定!書店発売4月13日予定

職務経歴書 山田式 (2)

 
さて,同書は1995年の刊行ということでもう手に入らなくなっていた。ところが旧年末にデジタル出版された。


ご興味のある方は、下記からダウンロード購入されたい。わずか数十円!

原著だって1,500円定価だったから、特に高い本ではなかった。手軽に入手できるような世になってきたが、著者としては少し複雑な思いもある。
https://play.google.com/store/apps/details?id=books.asuka.daisitugyou.mcbook

(この項 終わり)

職務経歴書 山田式 (1)

『大失業時代に職を見つける』より
1995年著
今週、とある会社をコンサル指導に訪れた。社長さんが、「応募書類で重要視するのは、職務経歴書だ」とおっしゃったので、「現在の書式は実は私が広めた」と申し上げた。

1995年に著した『大失業時代に職を見つける』(明日香出版)で、アメリカ型resumeの日本版を提唱した。日本ドレーク・ビーム・モリン社(再就職支援:アウトプレースメントの日本における草分け)で、副社長コンサルタントをしていた時期(1992年)があり、その時にカウンセリー(再就職活動者)に指導し始めたものだ。

職歴は新しいものから、そして各社で達成した業績を掲げる。能力、長所などを売り込むなどの特長があり、山田式は瞬く間に世の常識となった。

https://play.google.com/store/apps/details?id=books.asuka.daisitugyou.mcbook

(この項 続く)