2009年12月31日木曜日

私の課題図書(1)

企業内で月次研修をする場合、毎月「課題図書」を読んでもらうことにしている。
毎月2冊。次世代幹部養成コースや、事業部別中期経営戦略策定コースなどは5回で展開しているので、2冊x4回=8冊を読んでもらう。最後の月は発表会となるので、課題図書は置いていかない。

読みっぱなしということでなく、各図書につき、A41ページの所定の読後感想文があり、それを私のところにメールしてもらう。私はそれにコメントを付けて返す、という形だ。9月から11月は4コース並行して走らせていたので、4コースx8名x2冊=32の読後リポートが毎月メールで舞い込み、毎夜それらへのコメント付で忙しい思いをした。

コース終了時のアンケートによると、参加者は「大変だったが、まとめてビジネス書を読む契機となりよかった」などと。

どんな本を読んでもらっているのか、個別に次回から紹介しておこう。

2009年12月29日火曜日

いろいろな幹部や社員の話を“聞く耳”にかかっているんです

「この人の言うことは筋がいい」「この人の提案はきっとうまくいく」など、何がうまくいく方法かをかぎ分ける能力が、経営者には必要だということですね。

2009年12月28日月曜日

経営者はどこで勉強(5)ビジネス書ホリック?

経営者の方の中には大変な勉強家の方が多い。その責任と影響力から、強迫的なまでにビジネス情報、知識を詰め込もうとする。
日経に出る広告や、ビジネス書のベストセラーに敏感で、「知られた本はたいてい読んでいる」という経営者もいる。惜しむらくは、
「何のガイドラインもなしに」
ということだ。

大切な時間をつぎ込み、体系だっていない学習をしている。現在では多くのビジネス・ベストセラーがその著書と出版社によって「作られている」ものだということも理解していない。
ビジネスの本を体系的に読んでいくには、それは大学で経営学の指導を受けたり、自ら研究するに越したことは無い。しかし、ほとんどの社長さんにはそのような機会は無い。

2009年12月23日水曜日

事業部戦略策定コンサル、最終段階に

香港から帰国したと思ったら、今日も飛行機に飛び乗り国内出張。
明日のセッションは、三つの事業部が策定した事業部戦略に対してリスク管理を想定、事前に対応策を作成しておくというもの。最後に集まってもらい、全体に対して「プレゼンテーション」の集合研修を行う。
「至れり尽くせりのコースだな」などとおもう。

それぞれの事業部から3名ずつ出てもらっていて、個別セッションで進めてきた。社長、専務も参加してもらうことに、事前は必ずしも同意しなかったのだが、実際には議論が高まり深まり、良かったと思う。何より、参加メンバーが納得感を共有しながら進めてくることができた。

明日のセッションが終わると、いよいよ発表用のスライドを作ってもらう宿題を置いてくることになる。

香港(7)中期投資に不適はベトナムと日本

HSBCと並んで香港で存在感があるのがスタンダード・チャータード・バンク。英国資本であるが、香港では現地の銀行のような認識を持たれている。Priority Banking Centerで顧客応対をしている20代の女性が私の名刺の社名を見て、「あら、私もMBAを持っているわ」と気軽に言われてしまった。ところがさらに、「現在Ph.D.を目指して、働きながらそのコースを取っている」と言われて、びっくり。California Universityが通信教育でのコースを提供していてい、週末は香港でクラス出席ができるのだそうだ。

この銀行のRegional Portfolio Specialistの陳淑華女史にアジア地域での投資についての見解を聞いた。
「中国、インド、韓国などに今投資しておけばよいだろう」とのご託宣。
「日本はここ数年駄目だったし、これから数年も望み薄だ」との見解。「ベトナムは、政府の関与が強すぎ、海外投資家が嫌気を見せているので、さらに下がるだろう」とのこと。
どうなることやら。

香港(6)光が減じた百万ドルの夜景


チムシャーチョイから香港島を見る夜景は世界三大夜景に数えられている。今回もそれを満喫した。

しかし、最初の夜にホテルの窓から香港島側を見て、「あれっ?」と思った。明らかに以前に比べて、企業のロゴのサイン・ライトが少なくなっている。そして、朝早く起きてみると灯が消えているライトが多い。以前の、全体としての満艦飾の趣はだいぶ減じてしまっていた。
「これも不況のせいか?」
などと思った。

その代わりと言うか、夜の8時から15分ほど、「レーザーショー」と言って、幾つもの高層ビルの屋上からサーチライトが夜空に向かって放たれ、回転した。

私にはしかし、以前見た対岸の香港島の、数え切れないサインライトの光景の方がゴージャス感に満ち充ち溢れていた。

香港(5)ネーザンロードには大戸屋が

チムシャーチョイにあるネーザンロードというと、銀座中央通りに匹敵する。食事に出ようと歩いてみたら、以前には軒を連ねていた広東料理や潮州料理のレストランが一つもなくなっているではないか。わずかにレストランとして目立つ看板を出しているのが、わが日本の定食屋、大戸屋くらいである。

飲食店が撤退してその跡には何が出ていたか。大周福という名の、貴金属とアクセサリー屋だ。これが、カオルーン側の繁華街を歩くと、どこにでも出店している。チムシャーチョイに至っては、通りを挟んで出店しているという有様だ。東京でコンビニが幾つも集積出店しているのと同じやり方を同一店舗が行っているわけだ。そして、その顧客対象は本土中国人で、どの店舗も結構な繁盛だ。

チムシャーチョイの方の人出が少し少なくなっているかと感じたが、モンコクなどの庶民的な盛り場の方に行くと、それこそ人出で歩を進めることもままならないくらいの賑わいだった。

2009年12月22日火曜日

そろそろ次の本を出そうか(3)

今までに出した著書は12冊か。他に翻訳書が2冊ある。一つ出した小説もそうだが、テーマとしてはいずれも経営やビジネス、留学のことだった。
私の現在の興味と言うと、経営者や幹部、あるいは上級管理職の能力アップということだ。それを啓蒙し、指導しているのが現在の私の主な活動となっている。

次の本でもだから当然その分野にフォーカスして論じる。問題は、「経営者」を論じるか、それを補佐する「経営幹部」の役割を論じるか。あるいは両方の分掌を説明したうえでの、「役割のベストマッチング」を説明するのか。

実はもう筆を執っている。

2009年12月21日月曜日

香港(4)グッチに長蛇、中国人買い物客

香港から昨晩帰着。空港に向かうバスが、北京ロード(チムシャーチョイ、東京でいえば銀座中央通り)を抜けた。道に面し、プラダ、グッチ、シャネルなどブランドショップが立ち並ぶ。

日曜の昼時の通過だった。各ショップの前で、客が列を作っている。開店を待っているのではない。入店制限がなされているのだ。シャネルの店の前などは、文字通りごった返している状態。百人以上が入店待ちをしていた。

ほとんどが大陸中国からの観光客だ。ペニンシュラのロビーにも彼らはあふれていた。以前同様だった日本人ご婦人観光客の姿はほとんど見受けられないありさまとなっていた。日本人にとっては韓国ツアーが現在はブームとはいうけれど、中国人たちの豊満化とおそろしいまでの人数力には圧倒される思いだった。アジアでの主役は確かに交替してしまったらしい。

2009年12月16日水曜日

香港再訪(3)返還式典のあの時は雨だった

香港には40回近くいっている。「そんなに?」と思われるだろうが、王氏港建日本(株)の社長時代4年間ほぼ毎月のように本社詣でをしていた。その他にも華人経営研究などで渡港を重ねていた。

香港ウォッチャーとしてのハイライトは、1997年に中国への返還式典を現地取材しに行ったことだ。当時はフィリップス・ライティング社の社長になっていた。華人型経営について長期連載をしていた月刊誌「経営者会報」(日本実業出版社)の名義で日本からジャーナリスト・パスを申請し、式典取材を許可されたのだ。
取材ではトン新主席を間近に接見したり、とにかく私の香港訪問歴の中でも異例で興味のある旅となった。

6月30日の返還式典を挟んで1週間滞在したが、終始雨だった。香港としては珍しい長雨で、しかも結構降り続けた。
「半世紀続いた英国統治が終わることへの涙雨か」
などと思った。あれから10有余年、香港経済と民生は今?久しぶりの訪問に興味は尽きない。

明日からブログは、渡航のため数日間休筆。

2009年12月15日火曜日

箱田忠昭カリスマ講師の忘年会に出る

お世話になっている箱田先生が率いるインサイトラーニング社の忘年会に出る。コミュニケーションなどの講師の先生などが20数名いらっしゃり、皆さんのご挨拶を聞いているだけでもおもしろい。

箱田忠昭さんの隣に座らせていただいたので久しぶりにゆっくりお話しさせていただいた。考えてみれば、留学から帰ってきたときの1983年来のお付き合いとなった。
「山田さん、転職するならタテに跳びなさい。ヨコに動いていってはダメだよ」
とあの時言ってくれた箱田さんのご忠告のままに、14社を渡り歩いてきた。その中で給与が下がったのが1回きり、ポントデータ社を黒字精算して緊急避難的にドレーク・ビーム・モリン社の副社長を受けた時だけだった。あの時は年収で500万円下がった。だから4カ月しかいなかった。

箱田さんは、今年も著書を13冊出したとのこと。8年連続人気講師ランキング1位に輝いている。私も箱田さんのように、「感動のある研修、講演」を実現していきたいものだ。

2009年12月14日月曜日

経営者はどこで勉強(4)1月21日に経営相談会

勉強熱心な経営者は多い。創業社長なら誰でも、誰よりも自社を成長、繁栄させたいと願っている。そのために企業行動の傍ら、貪欲に情報や知識を吸収しようとする(そうでない人は、社長を辞めた方が良い)。

しかし、まとまった時間が取れない。それにどうすれば体系だって経営の勉強をすればよいかわからない。そこでやみくもにベストセラーとなっているビジネス書を読み散らかすか、トップ・セミナーと言われる短期の学習会に出かける。
たとえばその手の勉強会イベントとして最大級のものが全国経営者大会(1月20日より3日間)だ。
http://www4.c16.jp/a0201/

これに私は「経営相談コーナー」を開設することを依頼された。スケジュールの都合上、1月21日(金)のみだけ受け付けることとした。次世代経営チームの育成・訓練や経営承継のことなどで悩んでいる経営者の方はご来場されたい。

2009年12月13日日曜日

香港再訪(2)マイケル・エヴェリット


マイケルは私の上司だった。1992年から96年まで王氏港建日本(株)で私は社長を務めていた。その時、香港本社でCOO社長だったのがマイケルだ。4年間の間に40回以上私は香港に渡航したし、マイケルも年に4回くらいは来てくれただろうか。
彼も引退したが、その後は友人付き合いをしてもらっている。

マイケルはイギリス人で、第二次世界大戦が終わり、香港へは英国陸軍の駐在武官として渡ってきた。香港島にあるビクトリアピークの山頂にあった通信所で、共産中国側の無線傍受が任務だったそうだ。
「スパイだったんだ」
と言う。

今では香港屈指の財閥となった王氏の長女と恋に落ち結婚して、王氏グループの経営の一翼を担ってきた。香港に数十年居住し、別宅をロンドンに持つ典型的な成功した華僑のライフスタイルを楽しんでいる。

2009年12月12日土曜日

香港再訪(1)香港ウォッチャー

17日から香港に行く。何年振りだろう。
ブログIDに「香港」を使っているのにはもちろんわけがある。ビジネスマンであると同時に、25年以上に渡って研究者、学者として香港ウォッチャーだった。2003年に日本華僑華人学会が設立されたときは、発起人の一人だったし、当初三年間ほど役員を務めていた。他のすべての設立関係者は大学教授の皆さんだった。

年次学会誌となった「華僑華人研究」の創刊号にはEthnic Chinese Management Model and Japaneseという英文論文を発表している。

今回の香港渡航にあたっては、Michael Everittが空港に迎えに来てくれるという。マイケルとは、、

2009年12月11日金曜日

雛祭りの日に戦略を語る公開セミナー

みずほ総研で夏に開催したセミナーが好評で、再出講する。

「結果を出す経営戦略の立案と実践」
先の読めない時代に自社・自部門を変革し、成長を遂げるためには、経営幹部による正しい戦略立案を通じて中期経営計画に結びつけることが不可欠です。本セミナーでは、20年以上にわたり社長としてさまざまな業種・業態6社の経営にあたり、めざましい業績をあげてきた講師が培った戦略立案・実践プロセスを、演習を盛り込んでわかりやすく解説します。戦略課題の規定から、販売・マーケティング・組織・現場のオペレーション戦略そして中期経営計画に至るまで、自社・自部門ごとの応用問題に使える手法を体得できます。

今日のブログタイトルをクリックすると、このセミナーの詳細(みずほ総研サイト)に跳ぶ。

2009年12月10日木曜日

新将命(あたらしまさみ)氏に「リーダーシップ」を語っていただく


昨日流通系企業で実施した、私の「次世代経営者育成プログラム」の第4回目では、新将命氏をゲスト・スピーカーに迎えた。1.5時間に渡って熱弁をふるっていただいた後は、研修参加者のQAを30分。全員が質問を出し、白熱したセッションとなった。後ろの方では、同社の社長以下、幹部社員が約15名ほど聴講。

帰り際、新氏から来週出るという新著「経営の教科書」(ダイヤモンド社)をいただく。またビジネス・ベストセラーとなるだろう。

このコースの参加者にとっては、私の第4回指導(二日間に渡って個別に1.5時間ずつ)に続いての贅沢な1日となった。何しろ「リーダーシップの教科書」(ランダムハウス講談社)を昨年ベストセラーとした著書から、直接リーダーシップ論を聴けたのだ。

2009年12月9日水曜日

私が言いたいことがどうして分かるのですか!?

昨日と今日は、流通系チェーン店企業での「次世代幹部養成コース」の4回目。
次回最終回発表大会へ向けて、スライドのテキスト出しを指導。発表用の文言表現への転換に難渋する受講生がいる。
私が「こう言ってみたら」と指導してあげると、上記のように驚かれた。まあ、こちらは国文科出なので思考を言語化するのは言ってみればお手の物なわけだが。

2009年12月7日月曜日

2/17東京商工会議所で公開戦略セミナー

実務に基づく実践型経営戦略講座【2月17日(水)】

日時: 2010年02月17日(水)
10時00分 ~ 17時00分

場所: 東京商工会議所ビル
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-2-2
TEL: 03 -3283 -7650  
JR有楽町駅徒歩5分・地下鉄千代田線二重橋前駅徒歩2分
http://www.tokyo-cci.or.jp/side_m/gaiyo/tizu.html
詳細内容: ~講師自らの実体験に基づく戦略・組織づくり手法を紹介・伝授~

(今日のブログタイトルをクリックすると、このセミナーの詳細に跳ぶ。)

2009年12月6日日曜日

そろそろ次の本を出そうか(2)

10月と11月は、公開セミナーやら企業での研修指導・コンサルやらで出講日数が重なり随分繁忙感があった。
加えて私の場合、出講や現場指導のために準備をしっかりするし、家には読書課題の感想やら、企業研修参加者からの提出物が舞い込んできたりする。それらにはいちいちコメントを付けて返す。

そんなわけで、夏まではそれなりに楽しめていたテニスの日数が週末くらいになっていた。
12月から、講演やセミナーのスロー・シーズンに入った。ようやく筆を取って(というかパソコンに向かい)、久しぶりの書き下ろしの原稿に取り組み始める。
出版社やタイトルはほぼ固まっている。

2009年12月5日土曜日

社員のモチベーションを上げるにはどうしたらよいのでしょう。

 1つ目は“コミュニケーション”。2つ目は“報酬や仕事環境”。3つ目はこの人について行けばよくなるだろうという“期待感”です。

 たとえば、フィリップスライティングに着任早々、大幅なリストラをやったらモラルが下がってしまったんですね。3月末に人を集めてリストラ終結宣言をし、「去るも地獄、残るも地獄ではいけません、去った人の分まで幸せになりましょう」というようなことを耳当たりよく残った社員に伝えました。そして4月から給料を上げました。私は、経営者としておカネを儲けようと思っていますが、儲けた分は頑張ったみんなで配っちゃおうというフィロソフィーを持っていますから。さまざまな研修も行い、社員全員を連れてヨーロッパにも行きました。

 ミードでも、最初から給料を上げ、北海道の全員研修などをやりました。口だけじゃダメなんですよ。実際に何かをして社員の期待感を生み出さないといけません。

2009年12月4日金曜日

私は上司との関係がいつも非常に悪いんです

私は、MBA取得後に帰国してシアーズ・ワールド・トレードに入り、飯島さんという大社長に薫陶を受けました。私が33歳で社長が63歳くらいでした。手抜きなく細かく親切にいろいろなことを教えてもらう中で、こうやって丁寧に教えてもらうのがいいのだなということを学びましたね。

 余談ですが、私は上司との関係がいつも非常に悪いんです。私より仕事ができる人はいないので(笑)。デキすぎる部下は上司に嫌われるんです。コンピュータランドのときとシアーズのとき以外で、上司にかわいがってもらった記憶がありません(笑)。

2009年12月3日木曜日

経営者はどこで勉強(3)ハーバードAMP

ハーバードのAMP(前回参照)に行った知り合いが二人いる。1人は30年来の友人、青山学院大の松浦祥子教授、もう一人は恩師だった故水谷栄司先生だ。
水谷先生はAMPのことを
「およそビジネスマンが学べる最高峰」
と言っておられた。
でも私には2年間学ぶMBAや、少なくともフルに3年かかる博士課程より3か月のAMPの方が優れていると言われても「何しろ出ていないから」としか言いようがない。
しかし、学生の素性についてだけはハーバードAMPが最高と言うのは確からしい。とにかく、フォーチューン500クラス企業の副社長たちが「CEOになる前に」と送り込まれているコースだとのこと。だから、学ぶことと同様に、ネットワーキング作り、それも世界のビジネス界でトップクラスでグローバルなものができるそうだ。
でも、、、。こんな学校、日本の社長さんで誰がいけるの!?

2009年12月2日水曜日

外資月次研修終了をAPイギリス人GMに報告

昨日終了したコースの報告を、AP(アジア・パシフィック本部)のイギリス人責任者と日本人カントリーマネージャー(日本法人社長)に報告。
APのGMは香港から来日。まとめておいた英語レポートを出したところ、日本人社長が喜んでくれた。何しろ昨日の今日のミーティングなので、そこまで期待していなかったのだろう。
研修全体についても
「期待していた以上の成果だった」
と言ってもらった。夏から展開してきた研修プログラムを評価してもらって私も嬉しかった。

2009年12月1日火曜日

外資営業部長研修で発表大会

フランス系外資の営業部門長とマーケティング責任者を対象としてきた、戦略立案研修のコースが最終回を迎えた。最後の本日は、全員から発表をしてもらう。PFSメソッドを展開して、各自部門の目標、課題を設定したうえで解決策、派生問題、同対応策と月1で個別指導してきた。間には新将命(あたらしまさみ)氏をゲストスピーカーで「リーダーシップ」を講じるなど、「豪華ゲストスピーカー」を投入した。
何人かの感想。
ー 問題解決のプロセスが改善された。特に文章化することや戦略カードの使用が参考になった。
ー 課題図書を継続的に重ねることで多くのヒントを得た。
ー 山田先生の、多くの会社での経営体験のお話が示唆に富んでいた。
ー 実際の問題点の抽出法と、その対処法を考えることの重要性。
ー 部下とのコミュニケーションの重要性に思い至った。