2009年12月13日日曜日
香港再訪(2)マイケル・エヴェリット
マイケルは私の上司だった。1992年から96年まで王氏港建日本(株)で私は社長を務めていた。その時、香港本社でCOO社長だったのがマイケルだ。4年間の間に40回以上私は香港に渡航したし、マイケルも年に4回くらいは来てくれただろうか。
彼も引退したが、その後は友人付き合いをしてもらっている。
マイケルはイギリス人で、第二次世界大戦が終わり、香港へは英国陸軍の駐在武官として渡ってきた。香港島にあるビクトリアピークの山頂にあった通信所で、共産中国側の無線傍受が任務だったそうだ。
「スパイだったんだ」
と言う。
今では香港屈指の財閥となった王氏の長女と恋に落ち結婚して、王氏グループの経営の一翼を担ってきた。香港に数十年居住し、別宅をロンドンに持つ典型的な成功した華僑のライフスタイルを楽しんでいる。
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