2017年3月26日日曜日

【株主総会を徹底取材!】 大塚家具、久美子社長の「経営失敗」で過去最悪の赤字…「購入する客」激減、社長退任要求も (2)

未曾有の業績悪化


10時に定刻開始された総会では、壇上に取締役と監査役など役員14名が居並んだ。久美子社長が議長として中央に立つ。白いスーツのいわゆる勝負服だろうか。最初の挨拶で咳払いが入るなど、緊張感を漂わせながら総会は始まった。

 久美子社長は同期の業績不振の謝罪から入った。これは当然だろう。16年の売上高は結局463億円と、前期比20.2%もの大幅減である。同社としては過去15年間で最低となった。営業損益は45億円の赤字であり、前期の4億4000万円の「かろうじて黒字」から大きく減じ、09年以来の同社にとって過去最悪の赤字を計上した。

 同期決算で問題なのは、期中に2回行った期末業績予想がいずれも下方修正だったこと、そして通年決算は最後の修正予想をも下回った着地となるなど、経営のグリップ力が問われる推移となってきたことだ。

(この項 続く)

2017年3月25日土曜日

【株主総会を徹底取材!】 大塚家具、久美子社長の「経営失敗」で過去最悪の赤字…「購入する客」激減、社長退任要求も (1)

大塚家具の株主総会が3月24日に開催され、第46期(2016年12月期)の業績報告や、役員の再任などが諮られた。

私も個人株主として出席して、株主質問を2回行った。

 一昨年の同社総会では大塚勝久会長(当時)とその実娘・大塚久美子社長が対決して、「親娘の経営権争い」として大いに世間の注目を浴びた。今回、足元の業績悪化を受けて、現経営陣への非難、糾弾的な株主総会となるという観測も一部にあったが、実際の総会では意外なほど久美子社長への支持が強かった。

 以下、総会の実況中継的な報告である。

(この項 続く)

2017年3月24日金曜日

大塚家具の総会に出席 かぐや姫と呼ばれる壇上人に質問

大塚家具の株主総会が3月24日(金)に有明で。

出席して、例によって質問をした。

終わって外に出ると報道陣が。在京キー局二つと日本経済新聞にコメントを出す。どう出されるかは知らない。

この総会については別途記事を書いたので、来週発表する。

TV番組でヤマト運輸問題をコメント(4)

これでヤマトの働き方は変わるのか?


労使が合意したし、サービス残業の撤廃には相当本腰だ。電通事件(社長辞任)でヤマト経営者の尻に火がついた。


今回の仕事の改善を実施すれば、配達の遅れが発生することになる。そのとき、ヤマトが毅然として配達遅れを荷主に通告できるか。アマゾンを引き受け続けると、そのつけは弱小ユーザーである個人荷主に向かうことが想定される。

(この項 終わり)

2017年3月22日水曜日

TV番組でヤマト運輸問題をコメント(3)

宅配料金は適正なのか?

公共料金でないので、「適正」という決めはないし、できない。個々の企業が「どれだけ利潤を乗せるか」「コストをどれだけ抑えられるか」による。

それより、ヤマトはアマゾンの価格を倍に上げれば全ての問題は解決できる。
アマゾンが値上げを飲まずに逃げ出したら、それでも問題は解決される。

アマゾン側のオプションとしては、配送量の設定、あるいは「アマゾン・デリバリー社」を立ち上げ、自社配送を始めること。ヨドバシカメラはそれを自分ですでにやって成功している。

「アマゾン・デリバリー社」はアマゾンの物流専門となるだろうから、ほかの宅配業者への影響はない。共存できる。

(この項 続く)


TV番組でヤマト運輸問題をコメント(2)

時間帯指定サービスの見直しは効果があるか?

宅配サービス、特にヤマトが直面している過重な荷物の取り扱いの解決にはならない。

一般的に、企業はオペレーション(仕事のやり方)の改善で得られる効果は年数%が限界。今回の改善策でも効率的にはその程度だろう。

抜本的な改善には、最大顧客であるアマゾンを返上すること。ヤマトの問題は、宅配サービス業界の一般的な問題ではない、その証拠に佐川急便もヨドバシカメラもうまくやっている。
  
アマゾンを返上した佐川は業績を急回復。ヤマトはアマゾンのために利益急減、社員は過酷な労働へ。「利益なき繁忙」に至っている。

(この項 続く)

2017年3月21日火曜日

TV番組でヤマト運輸問題をコメント(1)

3月21日(火)、とあるテレビ番組でヤマト運輸の労使合意についてコメントした。

16日の合意では、宅配便の時間帯サービスを見直し、アマゾンなどの総量規制(繁忙期)が合意された。また、ベアの金額も昨年より厚遇。

この合意は妥当か
宅配便のドライバーの業務は過酷なので、少しでも改善されることはいいこと。
しかし、これらの合意より同社にとって重要なのは、サービス残業の追放だろう。これは、昨年の電通事件が影響している。過去のサービス残業分として同社が200億円ほども負担するという見方もある。

(この項 続く)

2017年3月18日土曜日

ランチェスター協会の戦略研究会 メモリアホールディングス(4)

3月13日(月)のランチェスター協会戦略研究会に行ってみると、リーダーズブートキャンプのOBが2名来ていて、合流して聴講した。

さすが、ブートのOB,勉強熱心なことと関心。

「葬祭事業のランチェスター戦略」として発表してくれたメモリアホールディングス創業会長の松岡泰正氏は、3万人人口の市で地図を活用して、地域ランチェスター戦略を展開して、いわば制覇した。

東京支社を開設した、という話もあり、私が質問した。
「大マーケットとなるが、同じ手法で展開するのか、フランチャイズなどで急展開するのか?」

すると、やはり3万人商圏を想定し、特定地域にフォーカスして参入している、とのこと。それをその外に広げていく方策としては次の段階で考えるらしい。

進行中の実事例で興味深かった。

(この項 終わり)

2017年3月17日金曜日

『残念な経営者 誇れる経営者』(山田修、ぱる出版) 表紙映像

『残念な経営者 誇れる経営者』が正式タイトルとなった。

4月中旬に発刊。アマゾン:
http://amzn.asia/iaXDARW

ランチェスター協会の戦略研究会 メモリアホールディングス(3)

3月13日(月)の戦略研究会でもその後の懇親会で、竹端隆司理事長が早速ご挨拶していただいたし、田岡佳子名誉会長にご挨拶したら、久しぶりでとても喜んでいただいた。


いろいろな方と旧交を温めたりしたが、中に初対面の大学教授の方がいらした。経営学部で専攻が戦略という。

私が本を出している、ということから「どんな本を?」ということで、左記の本を例に話した。
「えー、あれは山田さんがお書きになったのですか」
と驚かれた。

「あの本は、みんなが読んでいますよ。話題になりましたね」
とも。

ここで教授が言われた「みんな」とは、経営学の学者、研究者のことだ。とても光栄だと思った。

「おかげさまで、あの本は2月に出して、その年の内に7刷りしました」
などと話した。

しかし、同書はあまり専門論文や専門書では取り上げられていない。「みんな」が教えている経営戦略セオリーに軒並み水をぶっ掛けている内容なので、私の本を評価すると先生方にとっては自己否定なことになってしまうのだ。

思わぬところで賞賛を頂いたものと受け止め、一人悦に入った。

(この項 続く)