2019年9月7日土曜日

ある日「民事訴訟の最終通告書」が我が家に…特殊詐欺寸前で被害を回避できた顛末(3)

「弁護をS先生にお願いするとなると、弁護委託金が10万円で、取り下げ申請書を書いてくれたり、訴訟の情報開示の手続きをしてくれます。それから先方と和解の交渉をしてくれます」

との説明があったという。

私が「それが詐欺なんだよ!」と言うと、「えーっ」と狐につままれたような顔をされた。納得しない妻を差し置いて、私は110番に通報した。

 警察からはまず、「それは詐欺ですから、電話などせずに放っておいてください」とアドバイスがあった。

「いや、妻が電話してしまったのですが……」

「それでは、所轄署からすぐに山田さんに電話させますので詳細を話してください。警察が現金を預かったり、通帳やカード、暗証番号を要求することはありませんので、念のため」

 妻がこちらの電話番号を告げてしまっているので、さらなる詐欺手口が襲い掛かるかもしれない、というのだ。

犯人は電話番号を転々と変える


(この項 続く)

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