2015年4月4日土曜日

介護保険報酬 9年ぶりの引き下げ デイケア事業者の淘汰も とびっきりホールディングス社は戦略で対応(3)

「09年秋に卒業して、翌5月には『デイサービスとびっきり1号店』を開業していました。しっかり戦略発表をやらせてもらったおかげです。自分が居住していたのは東京でしたが、介護業界で働く弟の地盤である大阪市淀川区が、新幹線開通や万博開催から50年近くたったことで当時住み始めた世代の高齢化が進み、介護を必要としているお年寄りが多いとわかり、その地区に集中出店することにしました。ランチェスター戦略に従い、ドミナント出店したのです」(松田氏)

●経営哲学や戦略を言語化

 とびっきりHDは、この4年間に立て続けに8店を開業して、大阪府のイケア事業者としてはトップクラスの売り上げ規模となった。同社の特長は、松田氏がプロ経営者としてしっかり「経営の原理原則」を押さえ、戦略的な経営を実践していることだ。
 15項目からなる「とびっきり行動指針」を定め、スタッフと共有している。だから、ぶれない。そして、「人財採用のレシピ」や「感動レシピ」などを設定して運用している。つまり経営者の経営哲学や戦略を、しっかり言語化して示しているのだ。
「人財採用のレシピ」では、、、

(この項 続く)

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