2015年4月17日金曜日

セブン&アイ、鈴木会長の次男が取締役就任、世襲のような違和感(2)

今回の決算で、売り上げではコンビニ事業が2兆7270億円、スーパーストア事業が2兆120億円とそんなに大きく離れていないのに、営業利益ベースでは両事業に14倍もの開きが出た。そしてコンビニ事業は大きく伸びているが、スーパーストア事業は前期を大きく下回った。

 この業績の差について、筆者は1月31日付本連載記事『セブン&アイ株価下落の元凶“お荷物”ヨーカ堂を即刻売却すべき 超優良グループに変身』で次のように分析した。http://yamadaosamu.blogspot.jp/2015/02/blog-post_2.html

「イトーヨーカ堂も例外ではない。年を待たずして赤字部門に落ち、セブン&アイ・グループの大きなお荷物になることは必至だ。イトーヨーカ堂を除いたら、売り上げ約3兆円、営業利益約2400億円の大優良グループが出現する」

 そしてそれを決断実行できるのは鈴木敏文会長以外にはなく、「鈴木敏文氏の最後の大仕事は、イトーヨーカ堂の売却ではないか。(略)イトーヨーカ堂は同グループにとっての祖業だからこそ、従業員経営者である鈴木氏でなければできない『最後のご奉公』がそこにある」とした。

(この項 続く)

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