2015年4月16日木曜日

セブン&アイ、鈴木会長の次男が取締役就任、世襲のような違和感(1)

セブン&アイ・ホールディングス(HD)が2日に発表した15年2月期連結決算は、コンビニエンスストアのセブン-イレブン加盟店分も含めた全店売上高が前期比6.6%増の10兆2356億円と絶好調だ。国内小売業で10兆円を超えたのは初という。昨年4月の消費増税の逆風にもかかわらず、営業利益も4年連続で最高を更新し、前年比1.1%増の3433億円を計上した。

 事業別に見ると、コンビニ事業の営業利益が前期比7.5%増の2767億円で計画から67億円上ぶれたが、イトーヨーカ堂をはじめとするスーパーストア事業は同34.8%減の193億円で計画より134億円下ぶれた。また、セブン銀行などの金融関連事業は好調で、同5.1%増の471億円だった。

 セブン-イレブンでは、自社で企画したプライベートブランドPB)のほか、レジ脇のいれ立てコーヒーやドーナツの販売などの好調もあり、業績面で競合他社をますます離している。今回の決算でも、グループ全体の売り上げの約7割を占めるコンビニ事業が業績を押し上げ、セブンの全店売上高は前期比6%増の4兆82億円に上った。

(この項 続く)

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