2015年4月6日月曜日

ユーシン 田邊社長 高額報酬 辞める、辞めると言いながら(2)

公表されているユーシン社員の平均年収額は552万円なので、田邊氏の年収は社員の151倍に当たり、日本の経営者としては突出している。国内企業で14年3月期の役員報酬(個人)が高かった上位100社では、役員と社員の平均年収の格差が平均44倍だった(14年7月24日付東京新聞より)。

ちなみに、今月3日、田邊氏の14年11月期の役員報酬が14億500万円と、上場企業を対象とする開示制度が始まった10年3月期決算以降の報酬額としては過去最高だったことも明らかになっている(以下、ユーシンと田邊氏に関する記載については、13年11月決算期ベース)。

●日産ゴーン社長より407倍も過分な報酬?


 業績さえ上げていれば、それに応じて経営者は多額の報酬を得ても良い。では、ユーシンの田邊氏の報酬を、日産のゴーン氏、ユニバーサルの岡田氏と比べてみよう。比較に当たってCOE(Compensation on EBIT)という指標を使う。COEというのは筆者が策定した経営者報酬の適性度だ。経営者が、自身の得ている報酬の何倍の経常利益(EBIT)を自社にもたらしているのかを表す。経営者が報酬1円につき会社にいくらの経常利益をもたらしたかという、わかりやすい指標だ。年商1000億円以上の大企業であれば、COE100以上が望ましい。


 13年度、ゴーン氏は9億円以上の報酬を得ているが、、、

(この項 続く)

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