実際に動くメカニック的に優れた玩具をつくるのだけれど、いかんせん少子化の今、そのカテゴリーでビジネスを展開する限り、じり貧となってしまう。実際に業績は低迷し、13年3月期には138人の希望退職募集を行っている。
●期待の外国人社長登用
このような状況で3代目オーナー社長である富山幹太郎氏が取った施策が、外国人社長の採用という大胆なものだ。14年6月にオランダ人のハロルド・メイ氏を副社長に迎えたのだ。富山氏がCEO(最高経営責任者)、メイ氏がCOO(最高執行責任者)としてタカラトミーの経営に当たるとしている。
メイ氏はオランダ人ではあるが在日期間が長く、幼少時代から主に日本で過ごしている。蘭英日のほかに数カ国語を駆使するという。
ここ数年、
(この項 続く)
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