2015年1月20日火曜日

タカラトミー、じり貧でリストラ招いた経営下手(2)

バンダイは『機動戦士ガンダム』などのテレビ番組のスポンサーとなり、それらのキャラクター玩具を大量に販売し成長してきた。一方のトミーはタカラトミーとなって「リカちゃん人形」という「ハローキティ」に匹敵するような認知度のキャラクターを手にしたのだが、ライセンスビジネスを展開しきれていない。

実際に動くメカニック的に優れた玩具をつくるのだけれど、いかんせん少子化の今、そのカテゴリーでビジネスを展開する限り、じり貧となってしまう。実際に業績は低迷し、13年3月期には138人の希望退職募集を行っている。

●期待の外国人社長登用


 このような状況で3代目オーナー社長である富山幹太郎氏が取った施策が、外国人社長の採用という大胆なものだ。14年6月にオランダ人のハロルド・メイ氏を副社長に迎えたのだ。富山氏がCEO(最高経営責任者)、メイ氏がCOO(最高執行責任者)としてタカラトミーの経営に当たるとしている。

メイ氏はオランダ人ではあるが在日期間が長く、幼少時代から主に日本で過ごしている。蘭英日のほかに数カ国語を駆使するという。
 ここ数年、

(この項 続く)

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