2014年5月29日木曜日

客が不味いと言ったら不味いんだ!(2)

私は不快に感じ、、、
「あなたが『熱い』と思ったら、私に『そのまま喰え』と言うのか?」
と尋ねた。
「そんなことはありません、お換えします」
「それなら、そんな味見は皿を下げてキッチンでやってくれ、疑われているようで不愉快だ」
「しかし、、確かめませんと」
「何を確かめる必要があるんだ、客が不味いと感じたら不味いんだ。こちらは早く食べたいのに偽りのクレームなんか付ける訳が無いじゃあないか」

「そうなんですけど、店の決まりで」
「そんなマニュアルなら改めなさい。あなたが店長ならあなたの判断が悪い。僕は、ぬるい料理で不愉快、あなたの対応でもう一度不愉快、2回不愉快だ。」

まあ、客から「お前がここで喰ってみろ」と言われればテーブルで味見するのもいいだろう。しかし、下げて裏で味見すべきでしょうな。私は店長さんと食事をしに来たのではない。

もし裏で「熱い」と判断したら?
「あの客の舌はおかしい」
と蔑んで、しかしやはり別の皿を用意しなければならない。
なぜなら、レストランは料理を売っているのではない、「食の満足」を売っている。もっと言えば「満足感」を売っている。

(この項 終わり)