・あん摩、マッサージ及び指圧:1万9271カ所
・鍼・灸を伴う:6万3127カ所
・柔道整復(「整体」を呼称しているケースもあり):4万5572カ所
・その他:2862カ所
総数13万832カ所は、調査2年前の統計より4.0%増えている。高齢化を背景に「医療産業」というより「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)産業」あるいは「快楽産業」として成長している分野ともいえる。
リラクゼーション業界も、高齢化などの社会事情を背景に成長という恩恵を受けている業界といえる。歯科やコンビニの数にはまだ及ばないが、前述したコンビニの店舗数増大の割合より高い成長率だ。
医療系のような国家資格が不要なことから、極端にいえば素人がその日から看板を出すことも可能だ。その意味で業界として怖いのは、施術中に事故が起こり社会問題化してしまうことだろう。協会としても「リラクゼーションは治療行為には絶対に足を踏み入れないよう、徹底的に会員企業へ指導・啓蒙している」という。そのために協会会員企業のセラピストや店長を対象に勉強会を定期的(毎月1回・年12回)に開き、そこには顧問医師や顧問弁護士までもが参加するという。
(この項 続く)
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