2014年10月3日金曜日

LIXIL、伝統的日本企業に欧米流経営導入、藤森義明社長を賞す(3)

同社の14年度の売上高予測は1兆7600億円であるが、海外売上高6500億円を目指している(同社中期経営計画よる)。

12年度の海外売上高実績は2620億円なので、2年の間に2.5倍となる速度だ。実は14年度の海外売上高予測には、米国のトップ衛生陶器会社であるアメリカン・スタンダードなどいくつかの大型M&Aによる分として3250億円を見込んでいる。成長の時間を大胆に購入しているのだ。

15年度には3兆円を目指しているグループ売上高のうち、1兆円を海外事業が占めると中計は掲げている。同社の場合、成長はまさに海外で加速するのだ。

 このようにグローバルで大胆な戦略が展開されるようになったのは、藤森義明氏が11年に社長兼CEOに就任してからのことである。

(この項 続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿