日本マクドナルドホールディングス
が2014年の業績見通しを下方修正、発表した(10月7日)。
鶏肉問題が発生した7月以降、既存店ベースの売上げは前年同月を20%前後も下回り、年間では昨対-15%減、営業損益は41年ぶりの赤字となる94億円を見込んでいる、としている。
今日はマックの話ではなく、原田泳幸氏のことだ。原田氏は6月にベネッセホールディングス会長兼社長へ転出就任していた。私は丁度本ブログで9月5日から10回にわたり原田氏のことを取り上げたばかりだった。今日の記事は、その連載の第11回目というか、フォローとして読んで貰ってくれても良い。
http://yamadaosamu.blogspot.jp/2014/09/blog-post_5.html
「世界一のプロ経営者」を自称する氏がベネッセ会長に就任して早々に直面した顧客情報流出事件を私は同連載で「原田氏にとっての強運」と解説した。
マグドナルドでの経営者晩年で、その業績の停滞によって原田氏への評価が揺らいだ。しかし今回の業績見直し発表では、原田氏が去った後の同社の業績は今年どうなってしまったのか、ということである。何しろ「41年ぶりの」と呼ばれる業績悪化だ。
もちろん中国でのチキンの取り扱いというインシデントがあった。しかしそれに対する対応も新経営陣の責任となる。公認のサラ・カサノバ社長が事態をうまく仕切っているようには見えない。
共に大会社で新経営者として迎えられた。そして就任早々、大きな経営問題に直面した。それをどう裁き、どう乗り越えていくのか、行けないのか。二人のCEO経営者としての力量が如実に現れるであろうこれからの半年間ほど、興味を持って見守っていきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿