ニュートンとアインシュタイン
河合教授は本書で、マイケル・ポーターの競争戦略セオリーでは説明の付かない企業事例などを、特にユニクロの分析で綺麗に指摘している。しかし、ポーター・ワールドを全否定しているわけではなく、ご自身が本書でも主導展開しているダイナミック競争戦略論にポーターの理論は包摂されるのだ、としている。
アイザック・ニュートンの重力理論を、後にアルベルト・アインシュタインが相対性理論を確立して前者を吸収したような関係構造だというわけだ(この比喩は山田によるモノ)。
但し問題は、リンゴが落ちる話はe=mc2よりよほど分かりやすかった、ということでもある。
(この項続く)
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