2012年4月22日日曜日

【実践!戦略立案技術】(11)

重要課題の確定が「戦略の入り口」となる


◆課題解決型の戦略立案法
もうこれ以上出ない、というところまで「カード出し」をしたら、多くのカードの中から、「これだけは解決したい」という重要なカードを3つ選び、「選択マーク」をつけます。

選び出したカードには、裏に「選択理由」を書きます。ここでは文章は1つに限定しません。後で説明できる、「コミュニケータブル」とするためです。どの課題カードを選ぶかは、経営者の価値観によります。ですからその判断や価値観を示すために、裏に「理由書き」をするのです。

「目標カードと課題カードは論理的には繋がっていない」と説明しましたが、「課題カード」を選ぶときには「目標カード」を意識するといい。つまり、「その課題を克服できれば、どれだけ3年目標を実現できるか」ということが、「課題カード」の選択尺度の1つになるのです。

「戦略カードとシナリオ・ライティング」による戦略立案法は「課題解決型」なので、実質的には重要課題の確定にあたるこのステップ3が、「戦略シナリオ」全体の入り口となります。

0 件のコメント:

コメントを投稿