2012年4月1日日曜日

『「できる人」の時間の使い方』箱田忠昭 書評132

3月23日に著者の古稀の誕生会を祝った。私には公私ともにお世話になった恩人でもあり、30年来の年上の友人にして先輩だった。私が実業を引退して著述業に専念するようになってからは、セミナー・研修分野でのかけがえのない恩師となってくれた。


フォレスト出版、2005年刊。
著者は100冊以上を刊行しているが、アマゾンで「売れている順」で並べると、上位4冊がこの「できる人・シリーズ」で本書はその三番目に出てくる。
本書は、著者が立身出世を果たした、若い頃の刻苦奮励の様が描かれていて、説得力に富む。「自己開示」を必ず挟んで読者の共感を獲得するのは、カリスマ講師として著者が演壇上で駆使する技法でもある。しかし、著者の努力、苦労話がやはり並大抵なモノではないので、大いに効果を発揮する。

タイム・マネジメント社(日本におけるシステム手帳の元祖)の日本法人社長を務めただけあって、有効な時間の使い方についての提言は大いに参考となろう。よく整理されているし、読みやすい。ロングセラーには理由がある。

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