2015年8月25日火曜日

世界の巨獣P&G、日本へ本気の攻勢始動(2)

A・G・ラフリーCEO(最高経営責任者)兼会長が実質引退し、社長兼CEOにグローバル・ビューティ・グルーミング&ヘルスケア部門長のデイビッド・テイラー氏が11月に就任する。ラフリー氏は00~09年にCEO職を務めて業績を大きく伸ばし、名経営者と謳われた。2度目のCEOとして復帰したのが13年のことだった。

 しかし、残念ながら2回目のCEO登板では大きく業績を伸ばすことはなく、今回の交替となった。テイラー氏は80年にP&Gに入社し、ベビー・ケアやホーム・ケアなどの日用品を担当し、北米、ヨーロッパ、アジアで働いた経験を持つ。

 トップ人事に伴い、大きな動きもあった。香水メジャーとして知られる米コティ(本社:ニューヨーク)に125億ドル(約1兆5250億円)で傘下の43ブランドを売却すると表明したのだ。売却されるブランドの中には、「ウエラ」(ヘア・ケア)、「カバーガール」「マックスファクター」(化粧品)、「ヒューゴ ボス」「グッチ」「Dolce & Gabbana」(香水)、その他ヘア・スタイリング関連のブランドが含まれる。

(この項 続く)

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