2012年2月20日月曜日

「知識デザイン企業」(1) 紺野登 書評129

日本経済新聞出版社、2008年刊。
新しい経営モデルとして、「アート・カンパニー」を提唱。興味津々で本書を開いた。

第1章で企業事例としてあげられたのがグーグル!それは最も成功しているわけだが、最先端、つまり最異端なわけで。グーグルの経営を称揚するのはよいが、それを皆がやれ、ということとなると。出来ない企業は(グーグル以外皆!)「トホホ、、」でないか。

次の事例がアップル!「ジョブスのようにやれ」と言われても困るだろう。ジョブスが居ればこそのアップルだったわけで、ジョブスのようなCEOがいない他の全ての会社はどうすればいい?

それからヴァージン航空とスターバックスだって?これらの会社の経営者を「美的マネジャー」と著者は名付けた。
こういう例外的に成功している企業事例だけを使えば、どんな経営モデルも正当化できると思う。
そして、上述のような会社を称して「アート・カンパニー」と呼ぶわけだが、、

(この項続く)


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