2012年2月23日木曜日

コア・コンピタンスの幻影 「知識デザイン企業」(4) 紺野登 書評129(4)


C.K.プラハラード
 最先端的な成功企業を事例に新しい経営セオリー(本書では「創造経営パラダイム」)を提唱する論法には既知感を感じた。

ある、と思ったらやはり「コア・コンピタンス経営」だった。共著者のC.K.プラハラードの『ネクスト・マーケット』が引用されているし、ゲイリー・ハメルの

「米国企業は(略)創造ムーブメントへの転換にもおそらく20年かかるだろう」

という言説を紹介している。ここでハメルが「創造ムーブメントへの転換が起こる」ということを前提にして言っていることは明らかだ。

紺野氏はこのハメルの「創造ムーブメント」パラダイムが既に起きている、あるいは起きつつある、または起きなければならない、という前提で論を進め始めたのだが、、、

(すみません、後数回で終わろうと思います)

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