2012年2月5日日曜日

「社長のための勉強法」 連載18

オフ・ビジネスでも自分磨きを(4)

②胆識を磨く  

新将命氏は「経営者には知識・見識を越えた胆識が必要になる」と説いている。同氏によれば、「知識とは単に情報の類を取り集めること」、「見識とは知識に自分の考え方を加えたもの」のことだ。そして「胆識とは、見識の上に立って、決断を下し断行できる力」だという。  

それではどうしたら「胆識」を獲得し、磨き上げることができるのか。それは、社長自らの価値観を磨き上げることによる。いったい自分にとって(つまり会社にとって)どんなことが重要で、どんなことがそうでないのか。実現したいこと、保持したいこと、残したいことはどんなことで、それらの優先順位は何なのか。  

社長の中でこれらの優先順位(つまり価値観)が醸成されていれば、ビジネスでの決断に対して迷いがなくなっていく。「大事なものは何なのか」を求め続けていくと、不思議なことに経営もうまくいくのである。

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