中原圭介氏のバックボーンは歴史学だ。そのため、東西古今の歴史と宗教についての古典をしっかり読み取り、ご自分の見識の基礎的学力としている。
文系の方が経済エコノミストというのは、アンマッチな気もするが実はそうではない。かくいう私も文学部国文科である程度の言語マニュプレーション能力を養ってきたので、経営戦略の策定などに辿り着いた。
本書では、読書や新聞の読み方、知識の自分内部での組み合わせなど、同感するよい教えも多い。しかし、英語の習得についてのご見解については私は見解を異とする。中原氏は各国の現地言語を重要視なさっているが、私は世界を渡り歩く手形の一つがブロークン・イングリッシュだと思っている。
(この項 終わり)
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