2011年12月17日土曜日

「経営者の器」 連載19

10年以上かけて、よい経営承継に備えよう


◆バトンタッチは長期スパンで

子供・親族による経営承継を考えるなら、早期指名による家督相続型が望ましい。その選択が取れるのなら、以下のようなことを行っていこう。

○ 始めは外の会社に預けて“雑巾がけ”をさせて、30代で戻らせる
○ 自社の各部門を幾つか担当させ、数年単位で昇格させる
○ 40歳前後で役員に登用し、責任ある仕事を任せる
○ 途中で目に見える実績をつくらせる。そのために、配置する部署や番頭役員からの目立たない手助けなども配慮しておく
○ どの役職にあっても現社長とよくコミュニケーションを取り、常に“帝王教育”を施しておく
○ 次期社長となることを本人にも自覚させ、能力開発・自己修練にいそしませる

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