ハイテク・ベンチャーを輩出するスタンフォード大学
「24年前に当社を設立したとき、私と共同創業者のステファン・クエイクはスタンフォード大学の学生でした。共に生命工学及び材料工学を専攻していました」(同)
グーグルの創業ととても似た話ではないか。スタンフォードからは多くのベンチャーが生まれている。フリューダイム本社はスタンフォード大のすぐ近くに位置していて、クエイク氏は同大で生命工学の教授として研究を続けており、フリューダイムでは最高技術顧問を務めている。
「二人の組み合わせから、マイクロフルイディクス(微小流体技術)・テクノロジーが生まれ、当初はタンパク質結晶化の分析装置から始まったのです」(同)
その技術が現在のIFC(集積流体回路)技術に発展したという。IFCの外観は、集積回路基板に見えるが、微小な流路の中で細胞を単一に分離し遺伝子解析に必要な反応までを自動的に行う。これがフリューダイムの独創技術だ。
(この項 続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿