「14年の売り上げは1億2000万ドル(約140億円)、ナスダックに上場した10年が3400万ドルだったので、毎年30%以上伸びてきました」(同)
『マイクロ流体の世界市場の将来展望(2020年)』(Global Information)によれば、「医療向けマイクロフルイディクス・デバイスの市場規模は、2014年には25億米ドルに達したと推計されている」ため、同市場全体で同社が「ライオンズ・シェア」(圧倒的なシェア)を握っているということではなく、あくまで単一細胞解析というトップ・ニッチ市場で独壇場だということだ。この市場全体では20年代まで2桁台の成長を続けると見られている。
「社員数は世界に500名ほどで、本社のほかはヨーロッパ、シンガポール、カナダ、日本が大きな拠点です」(同)
その500名の内、100名以上が博士号を持っているという、まさにハイテク・ベンチャーの典型企業だ。同社は実は上場以来、経常利益ベースでは黒字を出していない。ちょうどアマゾンの初期の状況と似ている。企業としての可能性が評価されるのがアメリカということだろう。
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