有料サイトで勝負
冒頭の試合を私は、インターネットの有料サイト「新日本プロレスワールド」で視聴した。「過去45年間の映像見放題」と謳っているこのサイトは月額999円だ。現在の会員数は約3万人に達したとされる。
ところがWWEの有料サイト「WWEネットワーク」の会員数は120万人とされ、木谷氏は「一番の脅威だ」と認識して、「3万人では少なすぎる、20万人だったら、そこだけで大会チケットは全部売れるかもしれない」と、ネット視聴に懸けていく戦略を語っている(前掲記事より)。
木谷氏が目指しているところは、「マーケティング4P」的にはPlace(流通チャネル)重視の戦略だが、今回はマーチャンダイジング(商品構成)の観点から提言したい。
私は半世紀以上に亘るプロレスファンだ。世紀を越えて振り返ってみても、現在の新日プロレスの選手たちのレベルは大したものだ。毎試合飽きもせずに楽しんでいる。
(この項 続く)
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