2014年11月17日月曜日

『スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考』 書評216(2)

本書を開いていみると果たして、事業会社(普通の会社のこと)を多数指導してきたコンサルタントらしい筆致だ。つまり意思決定の方法を詳しく指南しているが、自らは意思決定をしてきていない、つまり経営者として責任を取らなければならない立場ではそんなことはして来なかったというコンサル立場である。

著者による意思決定プロセスのそこかしこで、「・・をリストアップする」とある。その項目出しがいかにも簡単なようにさらりと指示されているが、現場では一つのアイデア出しに呻吟している。その「リスト」なるものをどう出し、どんなリスト例が示されているか。

またまとまったケースとして示されているのが、とある中間管理職のキャリア選択というものだが、それは言うまでもなくビジネス・デシジョンではない。エグゼクティブの意思決定論にはなじまない例示だ。

それから、、、

(この項 続く)

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