スマントラ・ゴシャール |
「エネルギー」と「集中」の2軸で、マネジャーの“状態”を4象限に分け、両軸が高い状態を「目的意識タイプ」と分類命名した。目的意識タイプにあるマネジャーは全体の10%に過ぎないと観察した。
ゴシャール達が秀逸なのは、マネジャーの4象限を固定的なモノではなく、変動的な”状態”だと解釈したことだ。その結果、他の3象限にある”眠れるマネジャー達”も条件が整えば「目的意識タイプ―戦うマネジャー」に変容する、とした。
「ルビコン川を渡る」というメタファーも的を射ている。大きな覚悟と決意を確立する何かの契機を経験することにより、経営者は不退転の意思を固め、変革と行動の王道を進み始めるのだ。
経営者を駆り立てる要因を掌に乗せたかのように描出して見せたゴシャールの手腕は素晴らしい。
(この項 もう1回だけ書く)
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