2018年8月5日日曜日

ゾゾタウン運営会社、利益大幅減で株価急落…成長のピーク到来か(2)

同社の主要事業であるZOZOTOWNは、楽天と同じ出店モール型のネット通販サイトなので、同サイトで売り上げた出店社の売上合計が同社の商品取扱高となる。同社は商品取扱高から10%以上とされる手数料を徴収し、その手数料収入が同社の売上高となる。

 実は今四半期の直前(18年3月期第4四半期)は商品取扱高が前年同期比14.9%増となっており、一般的には“二桁成長”ともてはやされるところだが、16年3月期は33%、17年3月期は28%とその額を伸ばしてきた同社としては、一服感を免れない。前四半期の業績について同社は「巡航運転の時期」という説明をしていたが、今四半期は利益額ベースでのマイナス成長となった。本当に短期的な「巡航運転、そして巡航成長」なのか、「成長の踊り場」なのか、それとも「成長のピーク」がやってきているのだろうか。

ZOZOTOWNはファッションECとしてガリバー


 ZOZOTOWNでの年間購入者は739万人(7月31日同社発表資料、以下同じ)にも達しているが、男女比をみると女性が68%と圧倒的に多い。アクティブ会員(過去1年に購入した登録がある会員)の平均年齢は33歳だが、20~30代でZOZOTOWNを知らない人は少ない。

(この項 続く)

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