2016年4月14日木曜日

老害化した天才経営者・鈴木セブン&アイ会長、なぜ退任に?一介の雇われ経営者の末路(2)

ロイター/アフロより
同日の退任会見で鈴木氏自身が井阪氏の人事案をめぐる経緯を説明した。それによると、井阪氏に退任の内示を出したのは2月15日。その時点では従順に通告を聞いた井阪氏が、2日後に「納得できない」と強硬に異議を唱え出し、それ以降コミュニケーションが取れない状態となったという。

井阪氏は「相談する人がいる」と鈴木氏側に伝えたそうだ。その相手というのが、創業者である伊藤雅俊名誉会長(92歳)だったという。

 3月以降に開かれた指名・報酬委員会を前に、鈴木氏は伊藤氏を訪ね、井阪社長の処遇についての同意を求めた。すると、伊藤氏ははっきりとそれを断ったことを会見で鈴木会長が明らかにして、「こうしたことは初めてで驚きました」と、述べている。それまで伊藤家は経営に関してすべて鈴木氏に一任してきており、両者の信頼関係はとても強かった。

(この項 続く)

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