2012年6月25日月曜日

国際経営戦略研究学会、「実践としての戦略とその視覚」(1)

学会の戦略経営理論研究会が本日開かれ、出席。標題の報告者は高橋正泰氏(明治大学・経営学部・教授)。30名ほどの研究者が出席。大変興味深く、かつ勉強になった研究会だった。

高橋教授によれば、経営戦略論の海外における最近の展開は、Strategy as Practice(「実践としての戦略」)をテーマとして、イギリスの学者達が主導している、という。Strategy as PracticeなのでSaPと略称されるという。

SaPで新しいのは"P"、つまりPracticeでこれは確かに近年までの戦略各スクールで欠けていたか、十分でなかった視点だ。Practiceの視点が出て来たのは、ポーターなどに代表される従来セオリーでは単に戦略を“絵図”として提出しても、機能する現場のことを考えてこなかったコトへの批判がある、と。

(この項 続く)

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