2010年6月18日金曜日
「ストーリーとしての競争戦略」楠木建 書評(34)
東洋経済新報社より先月発刊。既に増し刷り。2800円と高価で厚い本にしてはよく売れている。
戦略系で学者が書いた本の中で一番出来が良い。従来の私の主張ととても共通したことを言っていて共感が強い。
「ストーリーテリング」という著者の最大のキーワードは、私が使ってきた「シナリオ・ライティング」と同じ。「優れた戦略の条件」という副題の通りに、優れた戦略についての知見、新見に満ちていて、しかもそれらが整理して提出されている。
ただ、、厚い。私なら三分の一の紙数で同じ話を主張する。しかし、このように委細を尽くせないことも確かだ。大変よろしい。経営者ブートキャンプの課題図書に採用することとした。
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