2014年1月27日月曜日

「本物の社長を連れてこい」と言われた日 (4)

 
伊藤麻美氏は、世界的にも有数のめっき技術を持つ日本電鍍工業社の社長。

引用:
伊藤
(略)個人保証をしたわけですから、その重さはやっぱり大変なものでした。
 先日、ちょっと時間があって友達とランチをしたんですけど、みんな年齢的なこともあって、心配性になっているんですよ。「何でそんなにいろいろ心配するの?」と私が聞いたら、「麻美に悩みはないの?」と突っ込まれたので、「私にとっては、生きるか死ぬか以外は悩みじゃないよ」と答えたんです。そうしたら、けっこう驚かれました(笑)。

― 普通は体験することがない修羅場を潜って、覚悟を決められたんですね。
 
伊藤:確かにそうですよね。学生時代は「楽しいぜ!」みたいなノリもおおいにあったのですが(笑)。修羅場を乗り越えた後というのは、人間、本当に強くなるもんだなあ~、と思います。
 修羅場は経験しないで済むならそれでいいと思いますが、私は大変な壁にぶち当たるたびに、「ああ、自分ってこういう考え方をするんだ」と自己発見がありましたし、仕事をしていく女性として、守らないといけないことも意識できるようになりました。苦しい場面にさらされながら、自分というものの形が整ってきているような気はします。

引用終わり
(原記事)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20140117/258429/?P=1
修羅場体験とそれがもたらす、経営者としての覚醒が伊藤氏事例に典型的までに現れている。
さらに、、

(この項 続く)