2012年1月20日金曜日
桜井よしこ氏、東アジア情勢に警告
日本経営開発協会主催の「全国経営者大会」が1月18日(水)から三日間にわたり帝国ホテルで開催された。招待されたので最終日20日(金)に終日聴講させて貰う。
三日間の大トリとして桜井よしこ氏が「この国難をいかにのりこえるか」というタイトルで講演。大震災の話かと思ったら、中国の拡大政策に対する警鐘だった。丁度台湾総統選挙に「国際選挙監視団」の一員として乗り込んできたばかりという知見から、台湾選挙への中国の影響・関与を具体的に指摘されていた。
昔から、この美しくて丁寧な女性がとても直裁な物言いをなさると思っていたが、その指摘・主張はますます強まっている。北朝鮮の日本海側に面する港を中国が60年租借し、そこに中国から通ずる道路も租借したこと、その港を軍港として青島から軍船が出入りし始めたことから、日本海側への軍事的脅威が増大したことを指摘した。
さらに、これに呼応するタイミングで、佐渡島で中国からの帰化日本人が広大な土地を取得したら、そこに銭氏(前中国外相)が直ちに訪問したこと、左翼的な新潟市の新市長が同様に、新潟駅前の一等地5千坪を中国に売却しようとして問題になっていることなどの指摘も印象に残った。
桜井よしこ氏の主張は昔から、事実に基づく主張・理論形成である。とても一貫して、徹底している。だからその結論が一見ラジカル・右的に聞こえることがあっても実は耳を傾けるべき内容である。
いつか暗殺されたり、陰謀に巻き込まれて失脚しなければよいのだが。真面目に心配する。
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