2019年11月19日火曜日

ジャニーズ事務所、報じられない「特殊な経営モデル」と「巨額の利益創出装置」(3)

女子に圧倒的な人気を持つジャニーズのタレントやグループには、それぞれにファン・クラブがつくられている。そしてこのファン・クラブが強力な利益創出装置として働いている。

「コンサートチケットは原則、『ジャニーズファミリークラブ』というファン・クラブに入らないと購入できません。しかも嵐は嵐、TOKIOはTOKIOと、グループごとに加入する必要がある。ファミリークラブの入会金は1000円で年会費は4000円。ジャニーズ屈指の人気を誇る嵐のファミリークラブ会員は200万人超ともいわれ、単純計算でも年間80億円が集まります。ファミリークラブの総会員数は500万人とみられており、年会費だけで200億円に達する計算です」(「週刊ポスト」<小学館/7月12日号>記事『ジャニーズ事務所、その圧倒的経営力支えるビジネスモデル』より)

 ジャニーズの企業規模は大きくないようにみえる。資本金は1000万円で従業員数は130名に過ぎない(同社ホームページ)。しかし、グループ年商は1000億円を超えるとみられており、芸能界にあっては突出した存在である。ちなみに前出「週刊ポスト」記事によれば、業界2位のアミューズの年商額は400億円と推定されている。

(この項 続く)

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