2019年6月27日木曜日

LIXIL、元CEO・瀬戸氏側が不利な情勢…議決権行使会社、会社側を概ね支持へ(2)

同ペーパーはLIXILの株主総会に向けて20ページにわたる詳細なものだが、取締役候補関連の議案に関する結論だけを報告する。

1.会社側提案候補について

 鈴木氏と鬼丸氏を含む全員に対して選出投票を勧める。

2.株主提案候補について

 濱口大輔氏(前企業年金連合会運用執行理事)についてだけ選出投票を勧め、他の5名(瀬戸氏も含む)に対しては反対投票することを勧める。

 同ペーパーには上記提案の根拠として、詳細な分析・評価が記載されている。それについては別の機会があれば触れたいが、「過去、あるいは現状との決別」というセオリーが採用されている。株主提案候補で推奨されなかった5名の候補は、現任のLIXIL幹部たちである。

 株主提案候補のなかで濱口氏のみが選出投票を推奨されているが、同氏を含む6名は今回の総会では3号議案としてまとめられている。議事進行上、濱口氏だけ別扱いとされることはないだろう。結果、同ペーパーは株主提案候補全員への反対投票を進める助言として受け止められるだろう。

 そしてISSは、会社提案の取締役候補8人のうち6人について賛成を推奨しており、LIXILは「大勢としては会社提案を支持した」との見解を発表している。さらにISSは、瀬戸氏の取締役選任について反対を推奨しており、事態は瀬戸氏側に不利な様相を見せてきたが、その展開に注目したい。

(この項 終わり)

0 件のコメント:

コメントを投稿