2016年2月16日火曜日

シャープ、危機下で何も決断できない最悪の経営者…国、税金でゾンビ企業延命の愚策(4)

さらに2月12日にシャープは臨時取締役会を開き、機構とも出資など支援策の受け入れに向けた本格的な交渉に入ることを決めた。

 鴻海と機構との間で高橋経営陣は右顧左眄(うこさべん)しているとしか思えない。婚約希望者をじらしているかぐや姫はそのうち月に上ってしまった。
 2月5日のその時点で結論はおろか、方向も示すことができなかった高橋社長を含むシャープの経営陣が、2月29日までにきっぱりとした決断を出せるのか、大いに見ものである。

シャープが今回もし鴻海を取り逃がしたら、高橋社長は「2016年ワースト経営者」の有力候補となる。現にその候補資格を有していると、多くの識者が見ているのではないか。

(この項 続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿