リユースに本腰
YAMADA IKEBUKUROで私が特に注目しているのが、店名にタックス・フリーと並んで「アウトレット・リユース」が前面に出されていることだ。地下1階には高級ブランド品の買い取り・販売の「ブランドオフ」が出店した。また、3フロアを使って、魅力的な価格の「アウトレットコーナー」とヤマダ電機グループの自社工場で洗浄から点検までを行った「リユースコーナー」を導入した。この結果、同店では新品の家電と中古品の家電(携帯電話やPC関連の中古品もある)の両方が手に入ることになる。
中古品のほうが価格が低いので、高額な新品の販売を阻害すると危惧されそうだが、その心配は少ない。リユース品の荒利は一般的に高率となるからだ。たとえば、専業で最大手のハードオフコーポレーションの15年3月期の対売り上げ経常利益率は、10.5%にも上っている。
ヤマダは中期経営計画で20年3月期に1014億円の営業利益を目指すとしたが(16年3月期予想は607億円)、それを実現する大きな可能性の部分としてリユースビジネスがあると私は見ている。
(この項 続く)
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