店を変え、品を変え
15年11月に発表された中期経営計画では、今後出店ペースは年間8~10店に抑える一方で、白物家電売り場の拡張などをはじめとする店舗改装は、今後も年間200店ペースで実施していく方針だ。しかし、実はヤマダの出店戦略はそれ以上に大きく舵が切られている。
まず、15年10月末に東京・八重洲にオープンした「コンセプトLABI東京」だ。米アップルやソニー、パナソニックの商品だけを集めたコーナーが設けられ、メーカーのショールームと見まがうようなフロアでは、最新のAV機器など高額商品がずらりと並ぶ。また、インバウンド外人顧客を狙ったフロアなども構成され、富裕層や爆買い観光客をターゲットとしていることが明白で、従来のLABI店とはまったく異なる店舗構成である。
さらに2月5日には、「YAMADA IKEBUKURO アウトレット・リユース&TAX FREE館」をオープンした。この店舗はもちろん家電やPC関連も扱っているが、総合家電店としてのイメージを一新する複合業態店舗となっている。
(この項 続く)
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