2010年5月29日土曜日

「20さいのときに知っておきたかったこと」ティナ・シーリグ 書評(27)


阪急コミュニケーションズより。3月25日発刊で、私が入手したのは10刷りだというので、売れているということか。しかし出版社の中には第2刷りを必ず「第11刷り」と表記するところがあるのを知っているので、「そんなに本当に?」と思ってしまう。
スタンフォードにBスクール(もちろんMBAが行くビジネス・スクールのこと)ならぬDスクールと言うのがあり、著者はそこの責任者だそうだ。アントレプレナー・センターという正式な名前の方が理解しやすい。

本書を読むと、シリコンバレーなどに輩出され続けているアメリカの起業家たちは、教育機関的には著者のようなところにけしかけられているのだなと言うことが分かった。日本の大学や社会人経営大学院にはなじまないだろうとも思ってしまう。私自身の法政大学の博士課程での指導教授が「企業家論の権威」清成忠男総長ご自身だった。その関係もあって私も先生の「企業家論」などのクラスなどを取らせていただいた。その実経験の上からの感想である。

一方、私が現在主宰している「経営者ブートキャンプ」の方は参加者が経営者の方々なので、これらの人たちを本書でけしかけたいと思っている。ブートキャンプの課題図書に取り入れようと思う。

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