2019年10月25日金曜日

避難所で疲れ果てた人々を勝手に映すメディアを締め出すべき(1)

台風19号、東日本各地に被害 長野県(写真:AFP/アフロ)
日本列島に大きな爪痕を残した台風19号。各地の避難所に身を寄せた人の数は5000人以上にのぼり、1週間たった時点でも4600人以上の人たちが避難所での不自由な生活を送っていた。

 避難所は災害時に緊急設置される施設だが、プライバシー保護や女性対応など一層のきめ細やかな運営の方策が求められる。避難所での安寧を妨げているのが実はマスコミの報道陣であることを指摘し、行政の断固とした対応を求めたい。


台風前日、電池がない!



当家は都下郊外に位置し、大きな川の近くでもない。地震や水害などの自然災害からは比較的縁が遠い地域に暮らしてきた。だから、大型の台風接近などということになっても、準備行動などすることは少なかったし、ましてや事前避難を検討することなどなかった。「我が家が安心」というありがたい状態だったわけである。

 ところが今回、台風19号が接近して重大な警告が報道で繰り返されるので、さすがに少し不安となった。最大の不安は、「都内でも最大瞬間風速60メートルの可能性がある」という予報だった。おりしも、9月初旬に襲った台風15号の記憶はまだ新しかったし、千葉県で起きた停電と断水による生活の大停滞は一部継続していた。

 台風19号が上陸し関東を通過していったのは、10月12日(土)夕方から夜にかけてのことだった。前々日の10日になり当家でも風呂やバケツなどのあらゆる容器に水を張った。生活用水にあてるつもりであった。

(この項 続く)

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