窓ガラスにガムテープは貼らない
意気揚々と帰宅した私は家人を呼んで戦果を見せ、さらに「2階の窓にガムテープを中から貼ろう」と提案した。ところが、「窓ガラスにガムテープを貼るのは危険だ」と家人は言うではないか。
「知り合いの物理の先生が『ガムテープで補強した窓ガラスに強風が吹くと、ガムテープが張っていない弱い部分に風圧が強まり、貼っていないときより割れやすくなる』と話していた」
それは一般常識とは異なる話だった。しかし、常識を信じる必要もない。ネットで検索すると、以下の記事を見つけた。
<大災害への危機管理対応を行うアメリカ合衆国の『連邦緊急事態管理庁(FEMA)』は、「窓へのテーピングは時間と労力のムダであり、飛び散る破片に対しての保護能力もない」ことを2006年7月に発表しています。
(中略) 窓をテーピングすることは時間と労力のムダです。ガラスにはほとんど強度がなく、飛び散る破片への保護もありません。ハリケーン(台風)の警告が出たら、ドアと窓を保護するためにシャッターを下ろす必要があります。(Fact Sheet Hurricanes、篠原修司訳)
また、自然災害や人災から家族を守るための方法を指南するアメリカの非営利団体「Federal Alliance for Safe Homes(FLASH)」は、窓ガラスの破片が大きくなることで重症を負う可能性があると2014年に警告しています>(『窓ガラスに養生テープ・ガムテープは破片が大きくなることで大怪我のリスクも』篠原修司 /10月11日付Yahoo!ニュース個人記事)
(この項 続く)
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