2016年10月24日月曜日

出光の合併を阻止し株主に損をさせる創業家は、経営合理性も「義」も欠如している(1)

石油元売り大手、出光興産昭和シェル石油合併に向けた協議が迷走している。出光創業家が反対しているためだ。

しかし、同社の長期的発展の視点からみると、この反対は果たして正しいのだろうか。逆にここで大株主としての“度量“を示せば、その世評は高まるだろう。


 出光の月岡隆社長と昭和シェルの亀岡剛社長は、10月13日に共同記者会見を開き、来年4月としていた合併の時期を延期すると発表した。出光創業家が現計画での合併に反対しているためとした。

 出光による英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルからの昭和シェル石油株取得は、従来どおり10~11月を予定している。2017年4月に予定されていた合併は延期するが、株式取得に向けた公正取引委員会の企業結合審査は続いているという。

出光の創業家が頑なに反対


(この項 続く)

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