2013年4月6日土曜日

ニッチ・マーケット 「本当に使える戦略・使えない戦略」徹底講義(26)

「ポーター直線」のある部分で競合がポジショニングしていない(存在していない)ことがあります。いわば「競合の空白域」なわけです。その部分が広大なことは稀です。

とある会社が、そんな部分にポジショニングしたとすると、競合の不在のため、価格としては「ポーターの四角」の上限まで設定することが可能です。小さいけれど美味しい商売、ということになります。これがニッチ・マーケットのポジショニングとして理解できます。

ポーター理論でニッチ・マーケットのポジションは説明されません。なぜならポーターは「四角」の中で左下か右上のどちらかの隅にポジショニングせよ、と説いているからです。

世に知られた経営セオリーの中でも特に有名なものについて、判断と解説をしてみました。それが今回の新刊、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(山田修、ぱる出版)です。経営戦略に興味のある方には参考となるはずです。ご一読を御願いします。
また出版記念講座を4月11日(木)に行います。2時間講座。詳細は下記から。

(この項 続く)

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