メガバンク系の研修会社はどこも月刊ビジネス誌を編集している。今回はそこの一つに頼まれ、巻頭言のようなものを書いた。発行されるのは5月なので、誌名などはまだ公表しない。
そこで幾つかのポイントを記した。一つは、戦略を立てるときには「細かく分析するな」というもの。およそ世に出ている「戦略本」の類をひも解くと、「分析フレームワーク」のオンパレードだ。しかし、あれはコンサルタント向けのもの。経営実践家には向かない。
経営者たるもの、情勢分析は3Cでよい。Company, Competitor, そしてCustomerだ。前2者はそれらの「強み」を、顧客(あるいは市場)については「不」の付くものを見る。不平、不便、不満だ。それらを解消できる当社の強み、競合の強みを考える。
あまり細かく見ない、考えない。戦略作りは「ざっくりと見渡す」ことから始める。
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