2010年2月9日火曜日

サントリーはファミリービジネス、キリンはパブリックビジネス

サントリーとキリンの大M&Aが破談になった。

この経営統合の案件が報じられた時、私は?と思った。
私のファミリービジネスとの関与としては、王氏港建(香港)、キッチンハウス(前任社長が創業オーナー)とそれを売り渡した先のTJMデザイン(大正年間創業、現社長は?代目)があげられる。いずれも結構深い関与となったが、それ以前の外資のグル―バル企業(上場しているという意味でパブリック)とは大きな経営風土の違いがあった。

そもそも、創業家が存在する企業では、ミード本社のようにフォーチュン500企業になってさえ、ウエストベーコ社との合併にあたっては、当時のCEOがファミリーに説明に参上し理解と了承を求めていた。株の持ち分などには拘泥されない、強い影響力が残っているものでもある。

親しくさせていただいている武井一喜氏は、日本で先行したファミリービジネス専門のコンサルタントだ。そのうち武井さんの見解を聞いてみたいと思っている。

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