2013年11月8日金曜日

シャープ 止まると倒れる自転車とイノベーション企業(4)

敵と付き合う方法 副題「長老の智恵」 2013年3月5日「アゴラ」山田高明氏記事

同記事を一部引用紹介したい。

引用:「半導体」と「液晶」といえば、日本企業が莫大な資金を投じ、技術者たちが開発に心血を注いだ、当時世界最先端の技術だった。むろん、実際に与えたのは、やや“お下がり”のものだったのだろうが、それでも「感謝してくれればいい」などという善意から、お家芸を外国企業に譲り渡す。その行為に対して、恩恵を受けた側の韓国人が“特許侵害”で日本側を訴える。こういった逸話を経済誌が「長老の智慧」などと、まるで美談であるかのように紹介する…。
あまりにアブノーマルで、とても私はついていくことができない。


山田修 注: 筆者は佐々木氏が、半導体や液晶の技術をサムソンが「学んだ」ことに寛容だったことを非難している。

引用:それを「克日」を国是とする人々に譲り渡し、わざわざ敵を育てる――それは会社としての判断だろうが、佐々木氏が主導的役割を果たしたことも事実だ。

山田修 注:上記で「それ」とはシャープが渡してしまった技術のことと読める。

山田高明氏の同記事での見解は興味深い。私自身の見解は、この4回続きブログの3回目までに示した。

(この項 終わり)