2010年7月18日日曜日

「日本型プロフェッショナルの条件」安永雄彦 書評(39)


ダイヤモンド社から新刊。
安永氏は(株)島本パートナーズの社長で、前職からの長いお付き合い。エグゼクティブ・サーチのコンサルタントであるだけでなく、グロービスでクラスを教えているし、僧侶でもいらっしゃる、ユニークな多面の人だ。

本書では氏の原点となった三和銀行時代、特にそのロンドン駐在時代のエピソードが興味深い。また、プロフェッショナリズムの確立の重要性を説いているあたりは故・水谷栄二先生を思い出した。

ビジネスパーソンにして宗教家、コーチングの実践など、安永氏には精神の成熟を常々感じていた。本書により、「個性的であれ」あるいは「人生の目的とは」などについて氏のご高説をうかがうと、他の経営者にはない説得力を感じる。凡人の一般ビジネスパーソンの心の琴線に触れるのか、アマゾンの書評の数がこの段階で15もある。

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