2014年2月8日土曜日

『魂の経営』 古森重隆 書評192(2)

富士フイルムの救世主となった経営者による待望の書にて、著者にとっては処女出版。

小森氏が群を抜いて優れているところは、再生経営者に「ならなかった」ところだ。群を抜いて好調で業界を制覇していた富士フイルムを、ドン底に落ち始める前から社内に危機意識を植え付けて、舵を切った。

業態の一大転換は、近頃の経営学会では「転地経営」と名付けられている。つまり、従来事業のドメインから離れたところで多角化を実践した、ということなのだが私はそれは違うと思う。

というのは、、、

(この項 しばらく続く)
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